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  • 執筆者の写真ss0525

3月11日


東日本大震災から今日で7年。

あれから ”もう7年” と感じるか ”まだ7年” と感じるかは人それぞれでしょう。

7年前、ちょうどお昼の休憩時間にみんなで歓談していると急に「ドーンッ」と大きな音と

共に大きく縦に揺れたのを今でもはっきり覚えています。

その後のテレビでは次々に起こる大きな被害が映し出され、同じ日本で起こっていることとは思えない現状を目の当たりにし、自然災害の恐ろしさを改めて感じました。

あれから7年、現地では今でも復興活動が行われています。

あの時と同じように、お昼の休憩をとりながら、現状を映し出した番組を見ていました。

7年の月日を経て、変わったこと、変わらないこと様々ですが、大震災後の当温泉と言えば、原発の放射線汚染による風評被害に頭を抱えていたなぁとしみじみ思います。

原発事故の発生直後は、「放射能」=「身体に害がある」と言う考えが浸透し、「放射能は危険!!」「放射能の温泉なんて危ないんじゃないか・・・」と思われる方が多く、震災後の問い合わせの多くは ”泉質が身体に害があるんじゃないか?” と言うものでした。

今でこそ温泉の泉質に「放射能泉」と言う泉質があること。

「放射能泉」の「放射能」は身体には害がないこと。

むしろ身体にとって有益に働いてくれることが認知され、多くの方々が湯治目的で当温泉を訪れて下さっています。

「放射能」と聞くと怖い印象を受ける方の方が多いのは仕方のないことだと思います。

ですが、少し視点を変えてみると放射能の違った一面が見えてくることも知ってほしいです。

多量だと身体にとって害のある「放射能」ですが、微量だとむしろ身体にとって有益に働いてくれる。これが「放射線ホルミシス」です。

当温泉は「単純放射能泉」と言う泉質です。

名前だけ聞くと、えっ?大丈夫?と思うかもしれません。

ですが、上記の「放射線ホルミシス」の影響で、微量の放射線が体内に入ることで、細胞を刺激し、新陳代謝が上がります。

それにより、ホルモンが活性化されたり、体内の酵素が増加したりし、自身の免疫力向上へと繋がるのです。

直接的に何かの病気が治る!!と言うのではなく、様々な病気や不調に打ち勝つ身体へと導いてくれると言う表現が「放射線ホルミシス」には合っているように思います。

温泉を訪れるお客様は日頃の疲れを癒しにみえる方、重い病気に苦しんでおられる方、病後のケアを目的でいらっしゃる方、様々な方がいらっしゃいます。

その方々が、ここで過ごす中で少しづつ元気になられたり、明るい表情を見せてくれたり、検査結果が前より良かった!!と喜ばしい報告をしてくださったり・・・

お客様から感じられる嬉しい変化の数々に、この温泉が多くの方々にいい影響を与えてくれているのだと再確認することにつながっています。

また、多くの方々がこの温泉を必要としてくださっていることも何よりの励みになっています。

大震災から7年経った今、「放射能」と言う物質への見方が、恐怖だけではないと言うことが少しづつ浸透してきているのだと実感しています。

最後になりましたが、東日本大震災で亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りするとともに、被災地が、被災された方々が7年前の日常を1日も早く取り戻せることを切に願います。

偶然でしょうか・・・

ここ数日、いいお天気が続いたおかげで丸々と膨らんだ梅の蕾。

その中で、一輪だけ本日開花しました!!

偶然とはいえ、開花した梅を見つけた時は胸が熱くなりました。

自然界で生きぬく力強さを感じました。

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